ヘッドセットを着けてパソコンに向かうコールセンタースタッフ — クラウド型CTIシステム導入検討のイメージ
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「お客様の電話、まだ取り次ぎメモで回していませんか?」── 着信のたびに”誰からの電話か分からない""過去の対応履歴が見えない”状態では、電話対応は属人化から抜け出せません

結論から言います。 クラウド型CTI・コールセンターシステムを選ぶうえで最も重要なのは、「多機能なサービスを選ぶこと」ではなく「自社の電話対応の課題──少人数のチームで顧客対応の質を高めたいのか、本格的なコールセンターを構築して着信を最適に振り分けたいのか、小規模から始めて将来的に拠点拡大にも対応できる柔軟性が必要なのか──を踏まえ、“電話対応の品質と効率を同時に改善できる仕組み”を構築できるサービスを選ぶこと」です。

「電話が鳴ったらまず名前を聞き、担当者を探して取り次ぐ。過去の問い合わせ内容はExcelで検索。折り返し漏れは朝会で確認」── こうした状況に心当たりはないでしょうか。

  • 着信時にお客様の情報が表示されず、毎回名前と用件を一から聞いている
  • 通話内容の記録がメモ頼みで、対応品質にばらつきがある
  • 誰がどれだけ電話対応しているか、通話件数や応答率を把握できていない
  • CRM(顧客管理)に通話履歴が自動で残らず、営業やサポートの引き継ぎに支障がある
  • テレワーク環境でも会社の電話番号で発着信したいが、固定電話に縛られている

今回はこの「クラウド型CTI・コールセンターシステム」の中から、異なるアプローチを持つ3サービス──CallConnect・MediaCalls・InfiniTalk──を、中小企業の実務に即した観点で比較します。

この記事で分かること
・CallConnect / MediaCalls / InfiniTalk の「本質的な違い」── CRM連携を軸に少人数で顧客対応力を高めるブラウザ型CTIか、ACDやスキルルーティングで大規模コールセンターを効率運営する本格CTIか、小規模から大規模まで柔軟に対応しAI要約で後処理を省力化するバランス型CTIか
・基本機能 ── ACD(着信自動分配)・IVR(自動音声応答)・通話録音をどこまでカバーしているか
・CRM連携 ── Salesforce・HubSpot・kintone等との連携性と顧客情報ポップアップの使い勝手
・モニタリング・レポート ── リアルタイム監視・通話統計・AI活用の範囲
・料金体系 ── ライセンス単価型かパッケージ型か、コスト感の違い
この記事は「電話対応の品質向上と効率化」に焦点を当てています
代表電話の一次受けを外部に委託したい場合は、fondesk・e秘書・CUBE電話代行などの「電話代行サービス」が選択肢になります。また、IP電話の内線環境の構築がメインであれば、Zoom Phone・BIZTEL・MiiTelなどの「クラウドPBX」が適しています。本記事では、電話対応の現場で「着信管理・顧客情報表示・通話記録・応対品質管理」を仕組み化するCTI・コールセンターシステムを取り上げます。

クラウド型CTI・コールセンターシステムの基礎知識

比較に入る前に、なぜ今「クラウド型CTI」が注目されているのか、基本的な仕組みを整理しておきましょう。

CTI(Computer Telephony Integration)とは ── コンピュータと電話を統合する技術の総称です。具体的には、着信時に顧客情報をPC画面に表示する「ポップアップ」、通話内容を自動で保存する「通話録音」、着信を最適なオペレーターに振り分ける「ACD(自動着信分配)」、音声ガイダンスで用件を分類する「IVR(自動音声応答)」などの機能を組み合わせ、電話対応の品質と効率を高めるシステムです。

なぜ今、クラウド型CTIが重要なのか:

① 電話対応の品質が顧客満足度に直結する: Webフォームやチャットが普及しても、「急ぎの問い合わせ」や「複雑な相談」では依然として電話が選ばれます。その電話対応で「たらい回し」や「前回の問い合わせ内容を知らない対応」が起きると、顧客満足度は大きく低下します。CTIを導入することで、着信と同時に顧客情報・過去の対応履歴が表示され、「お客様のことを理解した対応」が可能になります。

② テレワーク・多拠点化でオフィスの固定電話が限界に: コロナ禍以降、テレワークや複数拠点での運営が常態化しましたが、従来のオンプレミス型PBX(構内交換機)では「オフィスにいないと電話が取れない」という制約がありました。クラウド型CTIなら、インターネット環境があればどこでも会社の電話番号で発着信でき、拠点をまたいだ着信の振り分けも可能です。

③ 導入コストとスピードがオンプレミスと比較にならない: 従来のコールセンターシステムは、サーバー機器の購入・設置・保守に数百万〜数千万円の初期投資が必要でした。クラウド型であれば月額数万円から利用開始でき、席数の増減も柔軟に対応できます。

CTI・コールセンターに関する基本用語:

  • ACD(Automatic Call Distribution): 着信をオペレーターのスキル・稼働状況に基づいて自動振り分けする機能。「スキルルーティング」「ラウンドロビン」「最長待機優先」等のルールで配分
  • IVR(Interactive Voice Response): 「製品のお問い合わせは1を、サポートは2を…」のように音声ガイダンスで用件を分類し、適切な窓口に振り分ける自動応答システム
  • CTIポップアップ: 着信と同時にCRMや顧客データベースの情報をPC画面に表示する機能。発信元番号をキーに顧客名・過去の対応履歴を即座に確認できる
  • ウィスパリング: スーパーバイザーがオペレーターの通話中に、顧客に聞こえない形で助言を行う機能
  • 通話録音: すべての通話を自動で録音・保存し、品質管理やクレーム対応の証跡として活用する機能

3サービスの基本比較 ── まず全体像を掴みましょう

項目CallConnectMediaCallsInfiniTalk
運営selfree LLCメディアリンク株式会社ジェイエムエス・ユナイテッド株式会社
アプローチCRM連携を軸に少人数チームの顧客対応力を高めるブラウザ型CTIACDやスキルルーティングで中〜大規模コールセンターを効率運営する本格CTI小規模〜大規模まで柔軟に対応しAI要約で後処理を省力化するバランス型CTI
対象ユーザー営業・カスタマーサポートの少人数チーム、スタートアップ中〜大規模インバウンドコールセンター、複数拠点運営小規模コールセンター〜100席以上の大規模センター
導入形態SaaS(ブラウザベース)クラウド / ハーフクラウド / オンプレミスクラウド / オンプレミス
料金月額2,400円〜8,800円/ライセンス(初期費用なし)基本料金50,000円+シートライセンス1,500円/席〜クラウド版: 月額35,800円〜(2回線5席)
特長最短即日導入・CRM連携が豊富・97.5%の高い継続率100%自社開発で低コスト・6種類のACDルーティング48業種400社10,000席以上の導入実績・AI通話要約

比較① 基本機能(ACD・IVR・通話録音) ── コールセンター運営の基盤

項目CallConnectMediaCallsInfiniTalk
ACD(着信自動分配)○ Basic以上で利用可能◎ 6種類のルーティング(スキルベース・ラウンドロビン・最長待機等)◎ スキルルーティング・ラウンドロビン対応
IVR(自動音声応答)○ Basic以上で利用可能◎ 多階層IVR・時間帯別設定・オプション(3,000円/月)◎ 多階層IVR・時間帯別設定・標準搭載
通話録音◎ 全プランで自動録音・録音データの検索・再生◎ 全通話自動録音・長期保存対応◎ 全通話自動録音・検索・再生
キューイング(待ち呼)○ 保留・転送に対応◎ 待ち呼管理・待ち時間アナウンス・コールバック予約◎ 待ち呼管理・コールバック機能
ウィスパリング△ 対応なし◎ スーパーバイザーによる通話中アドバイス◎ モニタリング+ウィスパリング対応

基本機能の総評:

CallConnect は「手軽さ」に特化したブラウザ型CTIです。通話録音は全プランで利用でき、ACDやIVRはBasicプラン以上で対応しています。5〜20名程度の営業チームやサポートチームが「すぐに使い始めたい」場合に最適です。一方、ウィスパリングや高度なキューイングには対応していないため、50名以上の大規模コールセンターには機能面で物足りなさを感じる可能性があります。

MediaCalls は3サービスの中で最もコールセンター運営に特化した本格CTIです。ACDは6種類のルーティングルールを細かく設定でき、「スキルベースルーティング」(オペレーターの得意分野に基づく振り分け)や「ラストエージェント」(前回対応者を優先する振り分け)にも対応しています。ウィスパリング、待ち呼管理、コールバック予約など、大規模コールセンターに必要な機能を網羅しており、20名以上のコールセンターの運営効率を大きく改善できます。

InfiniTalk はACDやIVR、ウィスパリング、通話録音といったコールセンターの標準機能をバランスよく搭載しています。特筆すべきはAI通話要約機能を備えている点で、通話終了後の後処理(ACW)時間を大幅に短縮できます。5席の小規模センターから100席以上の大規模センターまで幅広く対応でき、「最初は小さく始めて、事業拡大に合わせて席数を増やしたい」という成長フェーズの企業に向いています。

比較② CRM連携・外部サービス連携 ── 顧客情報の活用と業務効率化

項目CallConnectMediaCallsInfiniTalk
Salesforce連携◎ ネイティブ連携○ 外部連携で対応可能○ 連携対応
HubSpot連携◎ ネイティブ連携△ 個別カスタマイズ△ 個別対応
kintone連携◎ ネイティブ連携△ 個別カスタマイズ○ 連携対応
Zoho CRM連携◎ ネイティブ連携△ 個別カスタマイズ△ 個別対応
着信時ポップアップ◎ CRM連携により顧客情報・対応履歴を自動表示◎ CTI連携で顧客情報をポップアップ表示◎ CRM/SFA連携で顧客情報表示
通話履歴の自動記録◎ 連携先CRMに自動書き出し○ APIやCSV出力で連携○ CRM連携で記録可能
Slack・Chatwork等◎ Slack連携(着信通知・不在着信通知)△ 個別対応△ 個別対応

CRM連携・外部サービス連携の総評:

CallConnect はCRM連携が最大の強みです。Salesforce・HubSpot・Zoho CRM・kintoneといった主要CRMとのネイティブ連携を標準で提供しており、着信時のポップアップ表示だけでなく、通話終了後の通話メモ・録音データのCRMへの自動書き出しにも対応しています。Slack連携による着信通知・不在着信通知も可能で、「電話もチャットもCRMもつながった環境」を手軽に構築できます。CRMを中心とした営業・サポート業務のDXを推進したい企業に最適です。

MediaCalls はCTI連携としての顧客情報ポップアップに対応していますが、CRM連携は個別のカスタマイズや開発が必要なケースが多い点は事前に確認しておくことが大切です。その分、ACD・IVR・モニタリングといったコールセンター運営の基盤機能に強みがあり、「CRM連携より、まず着信の振り分けと応対品質の管理を整備したい」という大規模コールセンターに向いています。

InfiniTalk はCRM/SFA連携に対応しており、Salesforceやkintoneとの連携実績があります。CallConnectほどネイティブ連携の幅は広くありませんが、必要な連携は個別に対応可能です。電話チャネルだけでなく、SMSやチャットといった複数チャネルに対応している点も特徴で、オムニチャネルでの顧客対応を視野に入れている企業に適しています。

比較③ モニタリング・レポート・AI機能 ── 運用改善のためのデータ活用

項目CallConnectMediaCallsInfiniTalk
リアルタイムモニタリング○ 通話中の状況をダッシュボードで確認◎ シートマップで全オペレーターの稼働状況を一括監視◎ リアルタイムモニタリング・通話監視
通話統計・レポート◎ 応答率・平均通話時間・通話件数をグラフ表示◎ 詳細なレポート・ヒストリカルレポート出力◎ 通話統計・レポート機能
AI機能△ 対応なし△ 対応なし◎ AI通話要約機能で後処理を自動化
通話品質管理○ 録音データの再生・確認◎ モニタリング+ウィスパリング+録音評価◎ モニタリング+ウィスパリング+録音確認
ダッシュボード◎ 数値・グラフで瞬時に把握、期間・メンバー別表示◎ シートマップ+統計ダッシュボード○ 統計ダッシュボード

モニタリング・レポート・AI機能の総評:

CallConnect は応答率・平均通話時間・通話件数などの統計データを数値やグラフで瞬時に把握でき、期間やメンバーごとにデータを確認できます。少人数チームが「誰がどれだけ電話対応しているか」を可視化し、負荷の偏りを解消するのに適しています。大規模コールセンター向けのシートマップやウィスパリングは備えていませんが、小〜中規模チームの運用改善には十分な分析機能を提供しています。

MediaCalls はリアルタイムモニタリングが最大の強みです。シートマップ機能で全オペレーターの稼働状況(通話中・待機中・後処理中・離席中)を一画面で一括把握でき、スーパーバイザーが即座にリソース配分を判断できます。ウィスパリング機能と組み合わせることで、「新人オペレーターの通話中にベテランが助言する」といった品質管理も可能です。大規模コールセンターの運営管理に必要な機能が充実しています。

InfiniTalk はAI通話要約機能を搭載している点が3サービスの中でユニークです。通話終了後にAIが通話内容を自動で要約し、後処理(ACW: After Call Work)の時間を大幅に短縮できます。オペレーターが通話後に手作業でメモを書き起こす工数が削減されるため、1日あたりの対応件数を増やすことが可能です。モニタリングやウィスパリングも標準搭載しており、「運用改善」と「業務効率化」の両方をバランスよくカバーしています。

比較④ 導入形態・拡張性 ── クラウド/オンプレミスの選択肢とスケーラビリティ

項目CallConnectMediaCallsInfiniTalk
クラウド対応◎ クラウドのみ(ブラウザベース)◎ クラウド / ハーフクラウド対応◎ クラウド対応
オンプレミス対応× 非対応◎ オンプレミス対応(高セキュリティ環境向け)◎ オンプレミス対応
テレワーク対応◎ PC+ヘッドセット+インターネットで即利用◎ クラウド/ハーフクラウドでリモート対応◎ クラウド版でリモート対応
スケーラビリティ○ ライセンス追加で柔軟に拡張◎ 大規模センター(数百席)にも対応◎ 5席〜100席以上まで対応
スマートフォン対応◎ スマートフォンアプリで外出先から発着信○ クラウド版でリモートアクセス対応○ クラウド版でモバイル対応
多拠点対応○ クラウドのため拠点の制約なし◎ ハーフクラウドで本社・拠点間の柔軟な構成◎ クラウド/オンプレミスの併用可能

導入形態・拡張性の総評:

CallConnect は完全クラウド型(ブラウザベース)に特化しており、インターネット接続とPC・ヘッドセットがあれば最短即日で利用を開始できます。スマートフォンアプリにも対応しているため、外出先や在宅でも会社の電話番号で発着信が可能です。オンプレミスへの対応は行っていないため、金融機関や官公庁など「データを社内サーバーに置きたい」というセキュリティ要件がある場合は選択肢から外れます。

MediaCalls はクラウド・ハーフクラウド・オンプレミスの3つの導入形態を選択でき、3サービスの中で最も柔軟なインフラ構成が可能です。「ハーフクラウド」は本社にサーバーを置きつつ、拠点やテレワーク環境からはクラウド経由で接続するハイブリッド構成で、セキュリティとリモート対応の両立を実現できます。数百席規模の大規模コールセンターにも対応しており、事業拡大に伴う席数増加にもスムーズに対応できます。

InfiniTalk はクラウドとオンプレミスの両方に対応しており、セキュリティ要件や運用方針に合わせて選択できます。48業種・400社・10,000席以上の導入実績があり、業種を問わず幅広い規模のコールセンターで採用されています。クラウド版は2回線5席から利用開始でき、事業拡大に応じて柔軟にスケールアップできる点が、成長フェーズの企業にとって大きなメリットです。

比較⑤ 料金体系・導入のしやすさ ── コストと始めやすさ

項目CallConnectMediaCallsInfiniTalk
初期費用なし要問い合わせ要問い合わせ
月額料金Starter: 2,400円/ライセンス
Basic: 4,600円/ライセンス
Pro: 8,800円/ライセンス
基本料金: 50,000円/月
シートライセンス: 1,500円/席
IVRオプション: 3,000円/月
クラウド版: 35,800円/月〜(2回線5席)
料金モデルライセンス単価型(席数×単価)基本料金+席数課金型パッケージ型(回線数・席数で変動)
無料トライアル◎ 14日間の無料トライアル○ デモ・お試し対応○ デモ・トライアル対応
導入期間◎ 最短即日(工事不要)○ 要件定義・設定含め数週間〜○ クラウド版は短期間で導入可能
サポート◎ メール・チャットサポート◎ 導入支援・運用サポート・カスタマイズ対応◎ 導入支援・運用サポート

料金体系・導入のしやすさの総評:

CallConnect は初期費用なし・ライセンス単価型で、最もシンプルかつ低コストに始められます。5名のチームでStarterプランを利用する場合、月額12,000円(2,400円×5)から利用でき、クラウドCTIの中でも導入ハードルが非常に低い点が特徴です。14日間の無料トライアルがあるため、実際の電話番号を取得して運用をテストしてから契約を判断できます。工事も不要で、申し込みから最短即日で利用開始できるスピード感も強みです。

MediaCalls は基本料金50,000円に加え、席数分のシートライセンス(1,500円/席)が必要です。20席のコールセンターであれば月額80,000円(基本50,000円+1,500円×20席)が目安です。1席あたりの単価は業界最安水準の1,500円で、100%自社開発によるコスト競争力が強みです。大規模になるほどスケールメリットが出る料金体系のため、20席以上のコールセンターではコストパフォーマンスが高くなります。

InfiniTalk のクラウド版は2回線5席で月額35,800円からのパッケージ型料金です。席数や回線数の増減に応じて料金が変動するため、具体的な見積もりは問い合わせが必要です。初期費用や具体的なオプション料金は個別見積もりとなりますが、5席からスタートして段階的にスケールアップできるため、「まずは小さく試して、効果を確認してから拡大したい」というアプローチが取りやすい料金体系です。

「席数」と「同時通話数(回線数)」の違いに注意が必要です
CTIシステムの料金は「席数(ライセンス数)」と「同時通話数(回線数)」の両方で決まるケースがあります。例えば「10席・5回線」の場合、10名のオペレーターが登録されますが、同時に通話できるのは5名までです。ピーク時間帯の着信量に合わせて回線数を設定する必要があるため、導入前に「1日の着信件数」と「ピーク時の同時通話数」を把握しておくことが大切です。
3サービスとも無料トライアル・デモに対応しています
CTIシステムは、実際の電話番号で発着信してみないと音質や操作性が分かりにくいサービスです。まずは現在の電話環境で試してみて、着信のレスポンス・音声品質・CRM連携の使い勝手を確認するのが確実です。CallConnectは14日間の無料トライアルがあり、MediaCalls・InfiniTalkはデモやお試し環境を提供しています。

導入前に確認しておきたいポイント

「自社の電話対応が”営業主体”なのか”サポート主体”なのか」を整理しておくことが大切です

営業チームのアウトバウンド(発信)が中心であれば、CRM連携の充実したCallConnectが通話履歴の自動記録やクリックトゥコールの便利さで効果を発揮します。一方、カスタマーサポートのインバウンド(着信)が中心であれば、ACDやIVRで着信を最適に振り分けるMediaCallsやInfiniTalkの方が、応答率の改善に直結します。

「現在の席数」と「将来的な拡張予定」を確認しておくのがポイントです

5〜10名程度で当面拡大の予定がなければ、CallConnectのライセンス単価型が最もコストパフォーマンスが高い選択です。20名以上でさらなる拡大が見込まれる場合は、MediaCallsの席数課金型がスケールメリットを発揮します。「今は5席だが、半年後に20席に拡大したい」という場合は、InfiniTalkのように小規模から始めて柔軟に拡張できるサービスが安心です。

「既存のCRM・業務ツールとの連携要件」を確認しておきましょう

すでにSalesforceやHubSpotを運用している企業であれば、CallConnectのネイティブ連携が最もスムーズに導入できます。CRMを使っていない場合やオンプレミス環境が必要な場合は、MediaCallsやInfiniTalkの方が要件に合う可能性が高いです。連携要件は導入後の満足度に大きく影響するため、事前にデモで実際の連携動作を確認しておくことをおすすめします。

よくある質問

クラウド型CTIの通話品質は固定電話と比べてどうですか?
現在のクラウド型CTIは、十分なインターネット帯域(1席あたり上下100kbps程度)があれば、固定電話とほぼ同等の通話品質を実現できます。ただし、Wi-Fi環境が不安定な場合や、同一ネットワーク上で大量のデータ通信が行われている場合は音質に影響が出ることがあります。導入前に無料トライアルで実際の通話品質を確認し、必要に応じてネットワーク環境の改善を検討するのがおすすめです。
既存の電話番号をそのまま使えますか?
多くのクラウド型CTIでは、既存の固定電話番号の引き継ぎ(番号ポータビリティ)に対応しています。ただし、番号の種類(市外局番・050番号・0120/0800フリーダイヤル等)や現在の電話回線事業者によっては、引き継ぎに制約がある場合があります。事前に各サービスのサポート窓口に現在の電話番号と回線事業者を伝え、引き継ぎの可否を確認しておくことが大切です。新規に050番号やフリーダイヤルを取得して利用を開始することも可能です。
CTIとクラウドPBXの違いは何ですか?
クラウドPBXは「電話の発着信・内線通話・転送」といった電話回線の基本機能をクラウドで提供するサービスです。一方、CTIは「電話とコンピュータの統合」に重点を置き、着信時の顧客情報ポップアップ・通話録音・ACD・IVR・通話統計レポートなど、電話対応の品質管理と効率化のための機能を提供します。多くのCTIサービスにはPBX機能も内包されているため、「クラウドPBXの上位互換」と考えると分かりやすいです。本記事で紹介する3サービスは、いずれもPBX機能を含むCTI・コールセンターシステムです。
テレワーク環境でも使えますか?
3サービスともクラウド環境でのテレワーク利用に対応しています。CallConnectはブラウザとヘッドセットがあれば場所を選ばず利用でき、スマートフォンアプリでの発着信にも対応しています。MediaCallsはクラウド版やハーフクラウド構成でリモート接続が可能です。InfiniTalkもクラウド版であれば在宅勤務でも利用できます。いずれのサービスも、スーパーバイザーがリモートからオペレーターの稼働状況を監視できる機能を備えています。

編集部の結論

大切なのは「高機能なCTIを導入すること」ではなく、「自社の電話対応の課題──顧客対応力の強化・着信の最適な振り分け・スケーラブルな運用基盤の構築──のうち、どこにボトルネックがあるかを見極め、そのボトルネックを最も効果的に解消できるシステムを選ぶこと」です。

「少人数チームで顧客対応力を高めたい」「CRMと電話を連携させて営業・サポートの生産性を上げたい」「初期費用ゼロ・即日導入で手軽に始めたい」企業にはCallConnectがおすすめです。

「20名以上のコールセンターを効率運営したい」「ACDやスキルルーティングで着信を最適に振り分けたい」「オンプレミスやハーフクラウドでセキュリティ要件に対応したい」企業にはMediaCallsがおすすめです。

「小規模から始めて将来的に大規模化したい」「AI要約で通話後の後処理時間を短縮したい」「幅広い業種での導入実績があるサービスを選びたい」企業にはInfiniTalkがおすすめです。

迷ったら、まず現在の電話環境で各サービスの無料トライアルやデモを試し、通話品質・操作性・CRM連携の使い勝手を比較してみるのがおすすめです。

まとめ:選び方の3つのポイント

  • CRM連携+即日導入+少人数チームなら → CallConnect(selfree LLC運営・ブラウザベースのクラウド電話システム・Salesforce/HubSpot/Zoho CRM/kintoneとのネイティブ連携・着信時顧客情報ポップアップ・通話録音全プラン対応・応答率/通話件数/平均通話時間の統計ダッシュボード・Slack連携で着信通知・スマートフォンアプリ対応・3,000以上のアカウント導入実績・97.5%の高い継続率・初期費用なし・月額2,400円〜/ライセンス・14日間無料トライアル・最短即日導入・工事不要・日本語完全対応)
  • 大規模コールセンター+本格ACD+柔軟なインフラなら → MediaCalls(メディアリンク株式会社運営・100%自社開発のコールセンター向けCTI/IP-PBX・6種類のACDルーティング(スキルベース/ラウンドロビン/最長待機/ラストエージェント等)・多階層IVR・シートマップで全オペレーターの稼働状況一括監視・ウィスパリング対応・待ち呼管理/コールバック予約・クラウド/ハーフクラウド/オンプレミスの3形態対応・基本料金50,000円/月+シートライセンス1,500円/席・業界最安水準の席単価・デモ対応・日本語完全対応)
  • 小規模スタート+AI活用+段階拡張なら → InfiniTalk(ジェイエムエス・ユナイテッド株式会社運営・48業種400社10,000席以上の導入実績・ACD/IVR/通話録音/ウィスパリング標準搭載・AI通話要約機能で後処理(ACW)を大幅短縮・SMS/チャット対応でオムニチャネル化・CRM/SFA連携・クラウド/オンプレミス対応・2回線5席〜100席以上まで柔軟にスケール・クラウド版月額35,800円〜・デモ/トライアル対応・日本語完全対応)