キーボードの上に置かれたダイヤル式南京錠とICカード — クラウドID管理(IDaaS・SSO)で企業の認証セキュリティを強化するイメージ
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「社員ごとにSaaSのパスワードがバラバラで、退職時のアカウント削除も漏れている」── その課題、IDaaS(SSO)で解決できます

結論から言います。 クラウドID管理(IDaaS・SSO)ツールを選ぶうえで最も重要なのは、「最もSSOの連携先が多いサービスを選ぶこと」ではなく「自社が利用しているクラウドサービスの数・従業員のITリテラシー・セキュリティポリシーの厳格さ──SSO連携の対応範囲・多要素認証の柔軟性・アクセス制御の細かさ──を踏まえ、パスワード管理の煩雑さと情報漏えいリスクを同時に解消できるサービスを選ぶこと」です。

「社員一人あたり10個以上のSaaSアカウントを使い分けていて、パスワードの使い回しが横行している」「退職者のアカウント削除を手作業で管理しているが、どのサービスに登録しているか把握しきれない」「リモートワークが増え、社外からのアクセスに対するセキュリティが不安」── こうした状況に心当たりはないでしょうか。

  • 社員が利用するSaaSが年々増え、パスワードの管理が個人任せになっている
  • パスワードの使い回しや簡単なパスワードの設定を禁止したいが、徹底できていない
  • 退職・異動時のアカウント無効化に時間がかかり、退職後もアクセスできる状態が残るリスクがある
  • 多要素認証(MFA)を導入したいが、SaaSごとに設定が異なり、全社展開の手間が大きい
  • IP制限や端末制限をかけたいが、SaaSごとに個別設定が必要で管理しきれない

今回はこの「クラウドサービスのID・アクセス管理の一元化」と「セキュリティ強化と利便性の両立」を実現するIDaaS(Identity as a Service)の代表的な3サービス──HENNGE One・GMOトラスト・ログイン・CloudGate UNO──を、中小企業の実務に即した観点で比較します。

この記事で分かること
・HENNGE One / GMOトラスト・ログイン / CloudGate UNO の「本質的な違い」── メールセキュリティまで包括するオールインワン型か、無料プランから始められるコストパフォーマンス型か、ゼロトラスト×生体認証で端末単位のアクセス制御を実現するセキュリティ特化型か
・SSO連携の対応範囲 ── SAML・OIDC・フォームベース認証など、自社が使うSaaSにどこまで対応できるか
・多要素認証(MFA)の柔軟性 ── ワンタイムパスワード・プッシュ通知・生体認証・FIDO2対応など、どの認証方式に対応しているか
・ユーザー管理・プロビジョニング ── Active Directory連携・SCIM自動プロビジョニング・グループ管理の充実度
・料金体系 ── 月額費用・無料プランの有無・最低利用人数の違いと、企業規模別の選び方

IDaaS(SSO)の基礎知識 ── 「パスワード管理ツール」と何が違うのか

比較に入る前に、IDaaS(SSO)がなぜ必要なのかを整理しておきましょう。

IDaaS(Identity as a Service)とは ── 企業が利用する複数のクラウドサービスのID・パスワード管理を一元化し、シングルサインオン(SSO)で1回のログインだけですべてのサービスにアクセスできるようにするクラウドサービスです。パスワード管理ツール(1PasswordやLastPassなど)が「パスワードを安全に保管する」ことに主眼を置くのに対し、IDaaSは「誰が・いつ・どこから・どのサービスにアクセスしたか」を管理者が一元的に把握・制御できる点が大きな違いです。

オールインワン型(HENNGE Oneなど): HENNGE株式会社(旧HDE)が提供する国産IDaaSで、導入企業数は2,700社以上、ユーザー数は280万人以上を誇ります。SSO・多要素認証に加えて、メール誤送信防止・メールアーカイブ・ファイル共有セキュリティまでカバーする包括的なセキュリティプラットフォームです。Microsoft 365やGoogle Workspaceとの親和性が高く、メールセキュリティとID管理を一つのサービスで完結させたい企業に広く採用されています。

コストパフォーマンス型(GMOトラスト・ログインなど): GMOグローバルサイン株式会社が提供するIDaaSで、基本機能(ID管理・SSO・外部IDP連携)を無料で利用できるプランがある点が最大の特徴です。電子証明書の世界トップクラスの発行実績を持つGMOグローバルサインが運営しており、SSLサーバー証明書やクライアント証明書との連携にも強みがあります。7,600社以上の導入実績があり、「まずは費用をかけずにSSOを導入したい」企業に適しています。

セキュリティ特化型(CloudGate UNOなど): 株式会社ISR(International Systems Research)が提供する国産IDaaSで、ゼロトラストセキュリティの考え方に基づいたアクセス制御が特徴です。FIDO2対応の生体認証(指紋認証・顔認証)によるパスワードレス認証を早期から実装しており、「パスワードそのものをなくす」というアプローチでセキュリティと利便性を両立しています。導入実績は3,400社以上です。

IDaaS(SSO)を導入して変わる3つのこと:

  1. 「SaaSごとにID/パスワードを入力」から「1回のログインですべてのサービスにアクセス」に変わる ── 社員は毎朝1回だけ認証すれば、業務で使うすべてのSaaS(メール・チャット・ストレージ・CRMなど)にワンクリックでアクセスできるようになり、パスワード忘れによる問い合わせやリセット対応も大幅に減ります
  2. 「退職者のアカウント削除漏れ」から「管理画面で一括無効化」に変わる ── IDaaSの管理画面でユーザーアカウントを無効化するだけで、連携しているすべてのSaaSへのアクセスが即座に遮断されます。退職時の情報漏えいリスクを最小化できます
  3. 「SaaSごとにバラバラだったセキュリティポリシー」を「全サービス統一のアクセスポリシー」に集約できる ── IP制限・端末制限・時間帯制限・多要素認証の要否を一元的に設定でき、セキュリティポリシーの抜け漏れがなくなります
IDaaSとパスワード管理ツールの使い分けを理解しておくのが大切です
IDaaS(SSO)とパスワード管理ツール(1Password Businessなど)は競合するように見えますが、役割が異なります。IDaaSは「SAML/OIDC対応のSaaSに対してSSOを提供し、管理者がアクセスを一元制御する」ためのツールです。一方、パスワード管理ツールは「SAML非対応のWebサイトやアプリのパスワードを安全に保管・共有する」ためのツールです。実際には、IDaaSでSSOできないサービスのパスワード管理にパスワードマネージャーを併用する企業も多くあります。

3サービスの基本比較 ── まず全体像を掴みましょう

項目HENNGE OneGMOトラスト・ログインCloudGate UNO
運営会社HENNGE株式会社(日本・東京)GMOグローバルサイン株式会社(日本・東京)株式会社ISR(日本・東京)
サービス開始2011年(旧HDE One)2017年2008年(CloudGateとして)
アプローチSSO+メールセキュリティのオールインワン無料プランあり×手軽なSSO導入ゼロトラスト×FIDO2生体認証×パスワードレス
主な対象中小企業〜大企業(Microsoft 365 / Google Workspace利用企業)中小企業〜中堅企業(SaaS利用企業全般)中小企業〜大企業(セキュリティ重視の企業)
導入実績2,700社以上・280万ユーザー以上7,600社以上3,400社以上
無料プランなし(トライアルあり)◎ あり(基本機能無料)なし(トライアルあり)
参考価格月額500円〜/ユーザー月額0円〜(有料オプションあり)月額400円〜/ユーザー

比較① SSO連携の対応範囲 ── 自社のSaaSにどこまで対応できるか

機能HENNGE OneGMOトラスト・ログインCloudGate UNO
SAML認証SSO◎ 230以上のSaaSと連携◎ 7,800以上のSaaS/Webサービスと連携◎ 主要SaaSとSAML連携
フォームベースSSO△ SAML対応サービスが中心◎ フォームベース認証にも対応△ SAML対応サービスが中心
Microsoft 365連携◎ ディープ連携(メールセキュリティ含む)◎ SAML SSO対応◎ SAML SSO対応
Google Workspace連携◎ ディープ連携(メールセキュリティ含む)◎ SAML SSO対応◎ SAML SSO対応
国産SaaS対応◎ サイボウズ・kintone・Salesforce等◎ 国産SaaSのカタログが豊富◎ 国産SaaS対応あり
カスタム連携○ SAML対応であれば追加可能◎ SAML/独自テンプレートで柔軟に追加○ SAML対応であれば追加可能

SSO連携の総評:

HENNGE One は、Microsoft 365・Google Workspaceとの「ディープ連携」が最大の強みです。単にSSOでログインできるだけでなく、メールの誤送信防止・添付ファイルの自動暗号化・メールアーカイブといったメールセキュリティ機能まで連携しており、グループウェアのセキュリティを包括的に強化できます。SAML対応の連携先は230以上と十分な数を揃えています。

GMOトラスト・ログイン は、SSO連携先の数が7,800以上と3サービスの中で最も多い点が特徴です。SAML認証だけでなく、フォームベース認証(ID/パスワードの代理入力)にも対応しているため、SAML非対応のWebサービスにもSSOでアクセスできます。国産SaaSのテンプレートも豊富で、連携設定の手間が少ない点も中小企業にとっての大きなメリットです。

CloudGate UNO は、SSO連携先の数ではGMOトラスト・ログインに及びませんが、SAML対応の主要SaaSはカバーしています。CloudGate UNOの真価はSSO連携の「数」ではなく、次の比較で見る「認証の質」にあります。

比較② 多要素認証(MFA) ── 認証セキュリティの強度と柔軟性

機能HENNGE OneGMOトラスト・ログインCloudGate UNO
ワンタイムパスワード(OTP)◎ 専用アプリ・メールOTP◎ Google Authenticator等対応◎ OTP対応
プッシュ通知認証◎ HENNGE Lockアプリでプッシュ認証○ 対応あり◎ CloudGateアプリでプッシュ認証
生体認証(FIDO2)○ 対応あり○ FIDO U2F対応◎ FIDO2完全対応・パスワードレス認証
クライアント証明書◎ 端末認証として利用可能◎ GMOグローバルサイン証明書と連携◎ 端末証明書による端末制限
パスワードレス認証○ 対応(オプション)△ 限定的◎ パスキー・生体認証でパスワード完全不要
認証方式の組み合わせ◎ ユーザー/グループ単位で設定可能○ 有料オプションで設定可能◎ セキュリティプロファイルで柔軟に設定

多要素認証の総評:

HENNGE One は、専用のHENNGE Lockアプリを使ったプッシュ通知認証と、クライアント証明書による端末認証を組み合わせたMFAが特徴です。「会社が認めた端末からのみアクセスを許可する」という運用が手軽に実現できます。FIDO2にも対応していますが、CloudGate UNOほどパスワードレスを前面に打ち出してはいません。

GMOトラスト・ログイン は、無料プランではMFAが限定的ですが、有料オプションでワンタイムパスワード・クライアント証明書・FIDO U2Fに対応できます。特にGMOグローバルサインのクライアント証明書との連携は、同グループならではの強みです。MFA自体の機能は実用的ですが、パスワードレス認証の対応ではCloudGate UNOに及びません。

CloudGate UNO は、FIDO2対応の生体認証・パスワードレス認証が最大の差別化ポイントです。指紋認証や顔認証でパスワードそのものを使わずにログインできる「パスワードレスSSO」を早期から実現しており、「パスワードが存在しなければ、パスワードを盗まれることもない」というゼロトラストの思想を体現しています。フィッシング攻撃への耐性が最も高い認証方式です。

多要素認証の「導入」だけでなく「全社展開」の難易度も確認しておくのが大切です
多要素認証は「導入する」だけでは効果が限定的で、「全社員に確実に使わせる」ことが重要です。ワンタイムパスワード方式は社員のスマートフォンにアプリをインストールする必要があり、社用スマホがない企業では展開に時間がかかることがあります。プッシュ通知認証はアプリの操作が直感的なため展開がスムーズです。生体認証(FIDO2)はPC/スマホの内蔵センサーを使うため追加デバイスが不要で、全社展開の負荷が最も低い傾向にあります。

比較③ ユーザー管理・プロビジョニング ── アカウントのライフサイクル管理

機能HENNGE OneGMOトラスト・ログインCloudGate UNO
Active Directory連携◎ AD/Azure AD連携でユーザー同期◎ AD連携でユーザー同期◎ AD/Azure AD連携対応
SCIMプロビジョニング◎ SCIM対応SaaSへの自動プロビジョニング○ 対応あり(一部SaaS)◎ SCIM自動プロビジョニング対応
グループ管理◎ 部署・役職別のグループ管理◎ グループ単位でのSSO設定◎ 組織・グループ単位の管理
アカウント一括管理◎ CSVインポート・一括操作◎ CSV一括登録・一括変更◎ CSV一括操作対応
退職者の即時無効化◎ 管理画面で即時停止→全SaaS遮断◎ アカウント停止で即時SSO遮断◎ アカウント停止で即時アクセス遮断
監査ログ◎ ログイン履歴・操作ログの記録・エクスポート○ ログイン履歴の記録◎ 詳細な監査ログ・レポート

ユーザー管理・プロビジョニングの総評:

HENNGE One は、Active Directory / Azure AD連携とSCIM自動プロビジョニングの両方に対応しており、ユーザーのライフサイクル管理(入社→異動→退職)を自動化できます。「ADでユーザーを削除すれば、連携しているすべてのSaaSのアカウントも自動で無効化される」という運用が可能です。監査ログも充実しており、コンプライアンス対応にも活用できます。

GMOトラスト・ログイン は、AD連携とCSV一括管理に対応しており、中小企業の一般的なユーザー管理ニーズには十分対応できます。SCIMプロビジョニングは一部SaaSに限られますが、手動でのユーザー管理もUIがシンプルで操作しやすいのが特徴です。無料プランでもユーザー管理の基本機能は利用できるため、少人数から始めやすい設計になっています。

CloudGate UNO は、AD/Azure AD連携・SCIM自動プロビジョニング・詳細な監査ログを備えており、大規模な組織でも安心して運用できるユーザー管理機能が揃っています。特に監査ログの詳細度は高く、「誰が・いつ・どの端末から・どのサービスにアクセスしたか」を細かく記録・追跡できます。

比較④ セキュリティポリシー・アクセス制御 ── 「誰が」「どこから」アクセスできるかを制御する力

機能HENNGE OneGMOトラスト・ログインCloudGate UNO
IPアドレス制限◎ 許可IPからのみアクセス可能◎ IPアドレス制限対応◎ IPアドレスによるアクセス制御
端末制限◎ クライアント証明書で端末を特定◎ クライアント証明書で端末制限◎ 端末証明書+生体認証で端末を特定
時間帯制限◎ 業務時間外のアクセスを制限○ 有料オプションで対応◎ 時間帯によるアクセス制御
条件付きアクセス◎ ユーザー属性×場所×端末の組み合わせ制御○ 基本的な条件設定◎ セキュリティプロファイルで細かく制御
メールセキュリティ◎ 誤送信防止・添付暗号化・アーカイブ× 別サービスで対応× 別サービスで対応
ファイル共有セキュリティ◎ HENNGE Secure Downloadで安全なファイル共有× 別サービスで対応× 別サービスで対応

セキュリティポリシー・アクセス制御の総評:

HENNGE One は、ID管理(SSO・MFA)に加えて、メールセキュリティ(誤送信防止・添付ファイル暗号化・メールアーカイブ)とファイル共有セキュリティまでカバーしている点が他の2サービスにない大きな特徴です。「SaaSへのアクセス制御」と「メール・ファイルの情報漏えい対策」を1つのサービスで完結させたい企業にとって、導入するツール数を減らせるメリットがあります。

GMOトラスト・ログイン は、IPアドレス制限・端末制限の基本的なアクセス制御に対応しています。時間帯制限や条件付きアクセスは有料オプションとなりますが、中小企業が最初に必要とする「社外からのアクセスをIP制限する」「許可端末のみログインさせる」という要件には無料プランでも対応可能です。

CloudGate UNO は、「セキュリティプロファイル」という概念でアクセス制御ルールを柔軟に定義できる点が特徴です。「経営層は生体認証必須・全端末アクセス可」「一般社員はOTP+会社端末のみ」「外部パートナーはIP制限+時間帯制限」といった、ユーザーの役割に応じた細かいポリシー設計ができます。

「ゼロトラスト」の第一歩としてIDaaSを位置づけておくのがポイントです
ゼロトラストセキュリティとは「社内ネットワークだからといって無条件に信頼しない」という考え方で、すべてのアクセスに対して認証・認可を行うアプローチです。IDaaS(SSO・MFA)はゼロトラストの中核的な要素であり、「まずIDaaSでSSOと多要素認証を全社展開する」ことがゼロトラスト導入の最も効果的な第一歩になります。VPN全廃やマイクロセグメンテーションといった高度な施策は、IDaaSの基盤を整えた上で段階的に進めていくのがおすすめです。

比較⑤ 料金体系 ── 企業規模別のコストシミュレーション

プランHENNGE OneGMOトラスト・ログインCloudGate UNO
無料プランなし(トライアルあり)◎ フリープラン:基本機能無料なし(トライアルあり)
最小有料プランHENNGE One Identity Edition:月額500円/ユーザープロプラン:月額330円/ユーザーCloudGate UNO Standard:月額400円/ユーザー
上位プランHENNGE One Suite:月額800円/ユーザー──CloudGate UNO Enterprise:要問い合わせ
初期費用要問い合わせなし要問い合わせ
最低利用人数要問い合わせ(一般に50ユーザー〜)なし要問い合わせ
プラン間の主な違いIdentity Edition:SSO/MFAのみ
Suite:メールセキュリティ含む
フリー:SSO/ID管理
プロ:MFA/IPアドレス制限等
Standard:SSO/MFA
Enterprise:高度なアクセス制御

料金体系の総評:

まずは無料でSSOを始めたい企業 には、GMOトラスト・ログイン のフリープランが最もハードルが低い選択肢です。ID管理・SSO(SAML/フォームベース)・外部IDP連携を無料で利用でき、SSOの基本的な利便性をコストゼロで体感できます。ユーザー数の上限もなく、少人数のスタートアップから数百名規模の企業まで無料プランで対応可能です。MFAやIPアドレス制限が必要になった段階でプロプラン(月額330円/ユーザー)にアップグレードする段階的な導入が可能です。

SSOとメールセキュリティをまとめて導入したい企業 には、HENNGE One がおすすめです。月額500円/ユーザーのIdentity EditionでSSO・MFAを、月額800円/ユーザーのSuiteでメールセキュリティまで含むプランを選べます。Microsoft 365やGoogle Workspaceをメインで使っている企業にとっては、メールの誤送信防止やアーカイブまで1サービスで完結するため、個別にメールセキュリティツールを導入するよりもトータルコストが下がるケースが多いです。

パスワードレス認証で最高レベルのセキュリティを実現したい企業 には、CloudGate UNO が最適です。月額400円/ユーザーからFIDO2対応の生体認証・パスワードレスSSOを利用でき、フィッシング耐性の高い認証環境を構築できます。

IDaaS導入で「情シス部門の問い合わせ対応工数」が大幅に削減される効果も見逃せません
IDaaS導入の直接的なメリットはセキュリティ強化ですが、「パスワード忘れ・パスワードリセットの問い合わせ対応が減る」という副次的なメリットも非常に大きいです。情シス部門への問い合わせの30〜50%がパスワード関連という調査データもあり、SSOの導入だけで情シスの負担が大幅に軽減されます。パスワードレス認証を導入すればパスワードリセット対応そのものがなくなるため、効果はさらに大きくなります。

導入前に確認しておきたいポイント

「自社が使っているSaaSの棚卸し」から始める

IDaaS導入の最初のステップとして大切なのは、「現在自社で利用しているすべてのSaaS・クラウドサービスを一覧にする」ことです。各サービスがSAML認証に対応しているかどうかを確認し、SSO連携できるサービスとできないサービスを分類します。SSO連携できるサービスが多いほどIDaaSの導入効果が高まりますが、SAML非対応のサービスが多い場合はフォームベースSSOに対応したGMOトラスト・ログインが有利です。

既存のActive Directory環境との連携方法を確認する

オンプレミスのActive Directory(AD)やAzure ADをすでに運用している企業は、IDaaSとの連携方法を事前に確認しておくのがポイントです。3サービスともAD連携に対応していますが、同期の頻度・対象属性・連携設定の複雑さはサービスによって異なります。無料トライアルの段階でAD連携をテストしておくと、本番導入後のトラブルを防げます。

段階的に展開するロードマップを描く

IDaaSの全社展開は「一気にすべてのSaaSをSSO化する」のではなく、段階的に進めるのがおすすめです。まずは全社員が日常的に使う主要サービス(メール・チャット・ストレージなど)2〜3個をSSO化し、社員がSSOの利便性を体感してから、残りのSaaSへの連携を順次拡大していくとスムーズです。

よくある質問

IDaaS(SSO)を導入すると、逆にリスクが集中しませんか?「SSOのパスワードが漏れたらすべてのサービスに侵入される」のでは?
確かにSSOではIDaaSの認証が突破されるとすべての連携サービスにアクセスされるリスクがあります。だからこそ、IDaaSでは多要素認証(MFA)の設定が非常に重要です。パスワード+ワンタイムパスワード、またはパスワードレス(生体認証)を組み合わせることで、パスワード漏えいだけでは認証を突破できない仕組みを構築できます。結果的に「SaaSごとにバラバラのパスワードを使い回す」よりも、「IDaaS+MFAで一元管理する」ほうがセキュリティレベルは高くなります。
すでにMicrosoft 365のAzure ADを使っていますが、別途IDaaSは必要ですか?
Azure AD(Microsoft Entra ID)自体もIDaaS機能を持っていますが、Microsoft 365以外のSaaS(Salesforce、Slack、kintoneなど)へのSSO連携や、高度なアクセス制御を行うには上位プラン(Azure AD Premium P1/P2)が必要です。HENNGE OneやCloudGate UNOはAzure ADと連携しつつ、Microsoft 365以外のSaaSへのSSO・MFA・アクセス制御を補完する形で導入されるケースが多くあります。特にHENNGE Oneはメールセキュリティ機能も含むため、Azure ADと組み合わせることでMicrosoft 365環境のセキュリティをさらに強化できます。
社員数が少ない(10〜30名程度)企業でもIDaaSは必要ですか?
社員数が少ない場合でも、利用するSaaSの数が多ければIDaaSのメリットは十分にあります。たとえば社員20名でSaaSを15サービス利用している場合、退職者が出るたびに15サービスのアカウントを個別に削除する必要があり、漏れが発生するリスクがあります。GMOトラスト・ログインの無料プランなら費用をかけずにSSO環境を構築できるため、少人数の企業でも導入のハードルは低いです。「SaaSの数が多い」「退職・入社が頻繁にある」「リモートワークを行っている」企業はIDaaS導入の優先度が高いといえます。
IDaaSの導入にはどのくらいの期間がかかりますか?
導入期間は企業の規模・連携するSaaSの数・既存のAD環境によって異なりますが、中小企業であれば2〜4週間程度が目安です。初期設定(管理者アカウント作成・ドメイン設定・SSO連携設定)に1〜2週間、パイロットユーザーでのテスト運用に1週間、全社展開に1週間というスケジュールが一般的です。GMOトラスト・ログインは初期設定が比較的シンプルで、最短数日でSSO環境を構築できるケースもあります。

編集部の結論

大切なのは「最もSSO連携先が多いIDaaSを選ぶこと」ではなく、「自社のクラウド利用状況・セキュリティ要件・IT管理体制に合ったサービスを選び、パスワード管理の煩雑さと情報漏えいリスクを同時に解消する基盤を構築すること」です。

「Microsoft 365やGoogle Workspaceのメールセキュリティも含めて包括的に対策したい」「SSO・MFA・メール誤送信防止・ファイル共有セキュリティを1サービスで完結させたい」「導入実績2,700社以上の安心感と手厚いサポートを重視したい」企業にはHENNGE Oneがおすすめです。Identity Edition(月額500円/ユーザー)でSSO・MFAを、Suite(月額800円/ユーザー)でメールセキュリティまでカバーでき、グループウェアのセキュリティを丸ごと任せられます。

「まずは無料でSSO環境を構築したい」「SAML非対応のサービスにもフォームベースSSOで対応したい」「7,800以上の連携先から自社のSaaSを確実にカバーしたい」企業にはGMOトラスト・ログインがおすすめです。基本機能無料でユーザー数制限もないため、予算に制約のある中小企業でもすぐに導入を開始できます。MFAやアクセス制御が必要になった段階でプロプラン(月額330円/ユーザー)にアップグレードする柔軟性も魅力です。

「FIDO2対応の生体認証でパスワードレスSSOを実現したい」「ゼロトラストセキュリティの本格導入を見据えている」「フィッシング攻撃への耐性を最大限に高めたい」企業にはCloudGate UNOがおすすめです。月額400円/ユーザーからパスワードレス認証を導入でき、「パスワードを使わない」という最も確実なパスワード漏えい対策を実現できます。

迷ったら、まずGMOトラスト・ログインの無料プランで主要SaaS2〜3個のSSO連携を試してみるのがおすすめです。SSOの利便性とID管理の効率化を体感した上で、メールセキュリティも含めた包括対策が必要ならHENNGE Oneへ、パスワードレス認証を導入したいならCloudGate UNOへの移行を検討するという段階的なアプローチが有効です。

まとめ:選び方の3つのポイント

  • SSO+メールセキュリティのオールインワン×Microsoft 365/Google Workspaceとのディープ連携×2,700社以上の導入実績 → HENNGE One(SSO/MFA/メール誤送信防止/添付ファイル暗号化/メールアーカイブ/ファイル共有セキュリティ・230以上のSaaS連携・HENNGE Lockアプリでプッシュ認証・AD/Azure AD連携/SCIMプロビジョニング・Identity Edition月額500円〜/Suite月額800円〜/ユーザー)
  • 基本機能無料×7,800以上のSSO連携先×フォームベースSSO対応×月額330円〜の有料プラン → GMOトラスト・ログイン(7,600社以上の導入実績・フリープランでSSO/ID管理/外部IDP連携が無料・SAML/フォームベースSSO両対応・AD連携/CSV一括管理・GMOグローバルサインのクライアント証明書連携・最低利用人数なし)
  • ゼロトラスト×FIDO2生体認証×パスワードレスSSO×セキュリティプロファイルによる柔軟なアクセス制御 → CloudGate UNO(3,400社以上の導入実績・FIDO2完全対応のパスワードレス認証・指紋/顔認証でフィッシング耐性最大化・端末証明書+生体認証の多層防御・AD/Azure AD連携/SCIM対応・Standard月額400円〜/ユーザー)

「社員が利用するSaaSが増えすぎてパスワード管理が限界」「退職者のアカウント削除に不安がある」「リモートワーク環境のセキュリティを強化したい」── こうした課題を抱えている企業は、IDaaS(SSO)の導入で状況が大きく改善します。GMOトラスト・ログインは無料プランですぐに始められ、HENNGE OneとCloudGate UNOはトライアルで自社環境との相性を確認できます。まずは「最も利用頻度の高いSaaS3つをSSO化してみる」ところから始めてみてください。