Makeとは何か
Make(旧Integromat)は、異なるWebサービス同士を「シナリオ」と呼ばれるフローで接続し、手作業を自動化するツールです。プログラミングは一切不要で、ドラッグ&ドロップの操作でワークフローを構築できます。
たとえば「Gmailに添付ファイル付きのメールが届いたら、添付ファイルをGoogle Driveに保存し、Slackに通知する」といった処理を自動化できます。
MakeとZapierの違い
Makeとよく比較されるのがZapierです。どちらもノーコード自動化ツールですが、性格が異なります。
| 項目 | Make | Zapier |
|---|---|---|
| 操作方法 | ビジュアルフロー(図で組み立てる) | リスト形式(ステップを順番に並べる) |
| 無料プラン | 1,000オペレーション/月 | 100タスク/月 |
| 条件分岐 | 標準搭載(ルーター機能) | 有料プランのみ |
| 料金(有料) | $10.59/月〜 | $29.99/月〜 |
| 学習コスト | やや高い | 低い |
結論として、コスパと自由度ではMakeが優位です。Zapierは「5分で設定完了」の手軽さが魅力ですが、複雑なフローや大量データの処理にはMakeのほうが向いています。
中小企業で効果が出やすい自動化5つ
1. 問い合わせフォーム → Slack通知 + スプレッドシート記録
Webサイトの問い合わせがあるたびに、Slackの指定チャンネルに通知を飛ばし、同時にGoogleスプレッドシートに記録します。対応漏れを防ぎ、集計も自動化できます。
2. 請求書の自動生成
毎月の請求書作成を自動化。Googleスプレッドシートの売上データからPDFの請求書を生成し、メールで送信するところまで一気通貫で処理できます。
3. SNS投稿の自動化
ブログ記事を公開したら、X(Twitter)・Facebook・Instagramに自動投稿。各プラットフォームに合わせたフォーマット調整もMake上で設定可能です。
4. 新規リードのCRM自動登録
フォームやメールで届いた見込み客の情報を、HubSpotやSalesforceなどのCRMに自動登録。手動入力の手間とミスをゼロにします。
5. 日報・週報の自動集約
各メンバーがGoogleフォームで入力した日報を、Notionやスプレッドシートに自動集約。マネージャーは1つの画面でチーム全体の状況を把握できます。
始め方
- Make公式サイトで無料アカウントを作成
- テンプレートギャラリーから自社に近いシナリオを選ぶ
- 接続するサービス(Gmail、Slack、Google Driveなど)を認証
- テスト実行して動作を確認
- スケジュール設定で自動実行をON
無料プランで月1,000オペレーションまで使えるので、まずは1つのシナリオを動かしてみてください。自動化の威力を実感できるはずです。