「テレワーク中に会社のPCにある資料が必要になった」「外出先から社内システムにアクセスしたい」── その課題、リモートデスクトップツールで解決できます
結論から言います。 リモートデスクトップツールを選ぶうえで最も重要なのは、「最も多機能なツールを選ぶこと」ではなく「自社の利用シーン・接続先の台数・セキュリティ要件に合ったツールで、場所を問わず安全に業務を継続できる環境を構築できるかどうか」です。
「テレワーク中に会社のデスクトップPCに保存されたファイルが必要になり、わざわざ出社するはめになった」「取引先から急ぎの対応を求められたが、外出先では社内の業務システムにアクセスできない」「情報システム担当者が全社員のPCトラブルを一人で対応しているが、現地に行かないとサポートできないことが多い」── こうした状況に心当たりはないでしょうか。
- テレワーク中に会社のPCへアクセスする必要があるが、VPNの設定が複雑で社員が使いこなせていない
- 外出先やクライアント先から社内の業務システム(会計ソフト、基幹システム等)を操作したいが、手段がない
- 社員のPCトラブル対応のたびに情報システム担当者が席まで移動しており、対応に時間がかかりすぎている
- 拠点が複数あり、各拠点のPCメンテナンスのために出張が発生している
- Windows Remote Desktopを使っているが、社外からの接続にVPNが必要で、設定と管理が煩雑になっている
今回はこの「リモートからのPC操作」と「遠隔サポート」を実現するリモートデスクトップツールの代表的な3サービス──TeamViewer・AnyDesk・Splashtop──を、中小企業の実務に即した観点で比較します。
・TeamViewer / AnyDesk / Splashtopの「本質的な違い」── リモートサポートと管理機能の豊富さで世界シェアNo.1のオールラウンダーか、独自コーデックによる軽量・低遅延接続が強みの新興勢力か、ビジネス向けリモートアクセスに特化したコストパフォーマンス重視型か
・接続品質 ── 画面描画の滑らかさ、遅延の少なさ、ファイル転送速度、マルチモニター対応など「実際に使ったときのストレスのなさ」の違い
・セキュリティ ── エンドツーエンド暗号化、二要素認証、接続ログ管理、デバイス認証など「社外から社内PCに接続する際の安全性」の違い
・管理機能 ── デバイスグループ管理、ユーザー権限設定、無人アクセス、セッション記録など「IT管理者にとっての運用しやすさ」の違い
・料金体系 ── 1ユーザーあたり月額数千円のシンプルなプランから、接続台数に応じた柔軟なプランまで、中小企業にとっての費用対効果
リモートデスクトップツールの基礎知識 ── 「Windows標準のリモートデスクトップ」では不十分な理由
比較に入る前に、なぜ専用のリモートデスクトップツールが必要なのかを整理しておきましょう。
リモートデスクトップツールとは ── 手元のPC・タブレット・スマートフォンから、離れた場所にある別のPCの画面を表示し、あたかも目の前にいるかのように操作できるサービスです。Windowsには標準でリモートデスクトップ(RDP)機能が搭載されていますが、「社外からの接続にはVPNが必須」「Windows HomeエディションはRDP接続を受けられない」「セッションの管理・監視ができない」などの制約があり、企業での本格運用には専用ツールが必要です。
Windows標準のリモートデスクトップ(RDP)との違い: Windows標準のRDPは「同一ネットワーク内での接続」を前提としており、社外から接続するにはVPNの構築が必要です。また、Windows Home Editionではホスト(接続される側)として機能しないため、社員のPCがHome Editionの場合は利用できません。専用のリモートデスクトップツールは、インターネット経由で暗号化された安全な接続をVPNなしで実現し、Windows/macOS/Linux/iOS/Androidなどマルチプラットフォームに対応しています。
専用リモートデスクトップツールを導入して変わる3つのこと:
- 「どこからでも会社のPCを操作できる」環境が即日構築できる ── VPNの構築・設定なしに、インターネット接続さえあれば自宅・外出先・出張先から会社のPCにアクセスできます。会社のPCに保存されたファイルの閲覧・編集はもちろん、社内ネットワーク上の業務システムやプリンターも、まるでオフィスにいるかのように使えます
- 「PCトラブルの遠隔対応」で情報システム担当者の負担が激減する ── 社員のPCに問題が発生した場合、リモートデスクトップで画面を共有しながら直接操作して解決できます。「画面に表示されているエラーメッセージを電話で読み上げてもらう」「席まで移動してマウスとキーボードを借りる」といった非効率が解消されます
- 「セキュリティを保ちながら柔軟な働き方を実現できる」 ── データは会社のPC上にあり、手元の端末にはダウンロードされないため、個人PCからアクセスしても情報漏洩リスクを最小限に抑えられます。接続ログの記録、二要素認証、デバイス認証などのセキュリティ機能により、「誰がいつどのPCに接続したか」を把握・制御できます
リモートデスクトップツールの利用シーンは大きく2つに分かれます。一つは「社員が自分の業務PCに自宅や外出先からアクセスする」リモートアクセス用途。もう一つは「IT管理者やヘルプデスクが社員のPCにリモート接続してトラブルを解決する」リモートサポート用途です。TeamViewerはリモートサポート機能が特に充実しており、IT部門が社員のPCを管理・サポートする用途に強みがあります。Splashtopはリモートアクセスに特化しており、「社員が自分のPCに安全にアクセスする」用途で最もコストパフォーマンスに優れています。AnyDeskは軽量・低遅延の接続品質で両方の用途をカバーします。まず「自社の主な利用シーンはどちらか」を明確にすることで、最適なツールとプランが見えてきます。
3サービスの基本比較 ── まず全体像を掴みましょう
| 項目 | TeamViewer | AnyDesk | Splashtop |
|---|---|---|---|
| 運営会社 | TeamViewer SE(ドイツ) | AnyDesk Software GmbH(ドイツ) | Splashtop Inc.(米国) |
| 導入実績 | 世界60万社以上・デバイス数25億以上 | 世界で数億ダウンロード | 世界3,000万人以上 |
| アプローチ | リモートサポート重視・オールラウンド型 | 軽量・低遅延の高速接続型 | ビジネス向けリモートアクセス特化型 |
| 対応OS | Windows / macOS / Linux / iOS / Android / Chrome OS | Windows / macOS / Linux / iOS / Android / Chrome OS | Windows / macOS / Linux / iOS / Android / Chrome OS |
| 無料プラン | あり(個人利用のみ) | あり(個人利用のみ) | なし(7日間無料トライアル) |
| 料金目安 | 月額6,260円〜(年払い) | 月額1,880円〜(年払い) | 月額585円〜/台(年払い) |
接続品質を比較 ── 「画面のカクつきや遅延」は業務効率に直結します
| 機能 | TeamViewer | AnyDesk | Splashtop |
|---|---|---|---|
| 画面描画の滑らかさ | ◎(適応型圧縮技術) | ◎(独自コーデック「DeskRT」) | ◎(最大60fps対応) |
| 低帯域環境での動作 | ◎(自動品質調整) | ◎(100kbps以下でも動作) | ◎(自動品質調整) |
| ファイル転送 | ◎(ドラッグ&ドロップ対応) | ◎(高速ファイル転送) | ◎(ドラッグ&ドロップ対応) |
| マルチモニター対応 | ◎(個別モニター切替・全画面表示) | ◎(個別モニター表示) | ◎(マルチモニター同時表示) |
| 音声転送 | ◎ | ◎ | ◎ |
| リモート印刷 | ◎(リモートPCからローカルプリンターに印刷) | ○(設定が必要) | ◎(リモート印刷対応) |
| クリップボード共有 | ◎ | ◎ | ◎ |
| USB機器リダイレクト | ○(一部対応) | △ | ◎(USBデバイスリダイレクト) |
| モバイルからの接続 | ◎(iOS / Android) | ◎(iOS / Android) | ◎(iOS / Android) |
| 4K/高解像度対応 | ◎ | ◎ | ◎ |
リモートデスクトップツールの「使い心地」を左右する最大の要素は、画面データの圧縮・転送技術です。AnyDeskは独自開発の映像コーデック「DeskRT」を採用しており、他のツールと比較してデータ転送量を大幅に削減しています。これにより、モバイル回線やWi-Fiの電波が弱い環境でも、画面のカクつきや操作の遅延を最小限に抑えられます。TeamViewerも適応型の圧縮技術で安定した接続品質を提供しており、世界中のサーバーを経由するグローバルネットワークの恩恵もあります。Splashtopは最大60fpsの滑らかな画面描画に対応しており、動画の再生やグラフィック作業を含む業務でもストレスなく操作できます。いずれのツールも通常のオフィス業務には十分な品質ですが、回線環境が不安定な場合はAnyDeskの軽量さが強みを発揮します。
セキュリティを比較 ── 「社外から社内PCに接続する」以上、安全性は最優先事項です
| 機能 | TeamViewer | AnyDesk | Splashtop |
|---|---|---|---|
| 暗号化 | ◎(AES 256ビット + RSA 4096ビット) | ◎(TLS 1.2 + AES 256ビット + RSA 2048ビット) | ◎(TLS + AES 256ビット) |
| 二要素認証(2FA) | ◎ | ◎ | ◎ |
| デバイス認証 | ◎(信頼できるデバイス登録) | ◎(ホワイトリスト機能) | ◎(デバイス認証) |
| 接続ログ記録 | ◎(詳細なセッションログ) | ◎(接続履歴記録) | ◎(セッションログ) |
| セッション記録(画面録画) | ◎(自動録画対応) | ◎(録画機能) | ◎(セッション録画) |
| アクセス制御・権限設定 | ◎(きめ細かいポリシー設定) | ◎(名前空間による管理) | ◎(グループポリシー) |
| 接続元IPアドレス制限 | ◎ | ◎ | ◎ |
| ブラックスクリーン(接続中の画面非表示) | ◎ | ◎ | ◎ |
| SSO(シングルサインオン) | ◎(上位プラン) | ◎(上位プラン) | ◎(Enterprise) |
| セキュリティ認証 | ◎(SOC 2 Type II / ISO 27001) | ◎(ISO 27001) | ◎(SOC 2 / ISO 27001) |
リモートデスクトップツールには「有人アクセス」と「無人アクセス」の2つの接続モードがあります。有人アクセスは接続される側のPCの前に人がいて、接続を承認する方式です。無人アクセスはPCの前に人がいなくても接続できる方式で、テレワーク時に自宅から会社のPCにアクセスする場合に必須の機能です。ただし、無人アクセスを有効にすると「パスワードさえ分かれば誰でも接続できる状態」になるため、二要素認証(2FA)の設定、信頼できるデバイスの登録、接続元IPアドレスの制限など、複数のセキュリティ対策を重ねて設定することが大切です。3サービスともこれらのセキュリティ機能を備えていますが、TeamViewerは「条件付きアクセス」ポリシーの設定が最も細かく、Splashtopはデバイス認証とグループポリシーの組み合わせで直感的に設定できます。
管理機能を比較 ── 「IT管理者が楽に運用できるか」がツール選びの隠れた決め手です
| 機能 | TeamViewer | AnyDesk | Splashtop |
|---|---|---|---|
| デバイスグループ管理 | ◎(部署・拠点別にグループ化) | ◎(アドレス帳・名前空間) | ◎(コンピュータグループ管理) |
| ユーザー管理・権限設定 | ◎(詳細なロールベースアクセス制御) | ◎(ユーザー管理) | ◎(ロールベースアクセス制御) |
| 無人アクセス | ◎(大規模な無人アクセス管理) | ◎(パスワード設定による無人アクセス) | ◎(無人アクセス標準対応) |
| 一括展開(デプロイ) | ◎(MSI / GPOによる一括展開) | ◎(MSI / カスタムインストーラー) | ◎(MSI / GPO / SCCM対応) |
| 管理コンソール | ◎(Web管理コンソール) | ◎(my.anydesk.com) | ◎(Webコンソール) |
| リモートでの再起動 | ◎ | ◎ | ◎ |
| チャット機能 | ◎(セッション中チャット) | ◎(テキストチャット) | ◎(チャット機能) |
| レポート・監査ログ | ◎(詳細なレポート機能) | ○(接続履歴) | ◎(セッションレポート) |
| API連携 | ◎(REST API) | ◎(REST API) | ◎(API対応) |
| 同時接続セッション数 | プランによる(1〜3+) | プランによる(1〜複数) | プランによる(ユーザー数ベース) |
TeamViewerは元々「IT管理者が遠隔からPCを管理・サポートする」ことを中心に設計されたツールであり、管理機能の充実度では他の2サービスをリードしています。Web管理コンソールからすべてのデバイスの接続状況を一覧で確認でき、部署・拠点ごとのグループ管理、ユーザーごとの詳細な権限設定、接続ポリシーの一括適用が可能です。また、リモートデスクトップだけでなく、リモートでのシステム情報取得、パッチ管理、ソフトウェア展開(Endpoint Management機能)まで対応しており、IT資産管理ツールに近い機能を備えています。一方、AnyDeskとSplashtopも中小企業に必要な管理機能は十分に備えていますが、大規模な端末管理や詳細なポリシー設定が必要な場合はTeamViewerの方が柔軟に対応できます。
料金を比較 ── 「接続台数」と「同時セッション数」の考え方で総コストが大きく変わります
| 項目 | TeamViewer | AnyDesk | Splashtop |
|---|---|---|---|
| 個人利用 | 無料 | 無料 | なし |
| 最安ビジネスプラン | 月額6,260円(年払い・1ユーザー) | 月額1,880円(年払い) | 月額585円/台(年払い・Business Access) |
| 上位プラン | 月額12,100円〜(Premium) | 月額5,980円〜(Standard) | 月額1,035円〜/台(Business Access Pro) |
| エンタープライズ | 個別見積もり | 個別見積もり | 個別見積もり |
| 課金単位 | ユーザー単位 | 接続元単位 | 接続先PC台数単位 |
| 接続先台数の上限 | 最大200台〜(プランによる) | プランによる | 契約台数分 |
| 同時セッション数 | 1〜(プランによる) | 1〜(プランによる) | ユーザー数分 |
| 無料トライアル | あり(14日間) | あり(14日間) | あり(7日間) |
リモートデスクトップツールの料金体系は3サービスでそれぞれ異なるため、「自社の利用パターン」に合わせて比較することが大切です。TeamViewerは「ユーザー単位」の課金で、1ユーザーあたり月額6,260円から。管理機能やリモートサポート機能が充実している分、コストは高めです。AnyDeskは「接続元デバイス単位」で月額1,880円から。軽量・高速な接続を手頃な価格で利用できます。Splashtopは「接続先PC台数単位」で1台あたり月額585円から。例えば社員20人が自分のデスクトップPCにリモートアクセスする場合、月額11,700円(20台×585円)で済み、TeamViewerの1ユーザー分の料金で20台のリモートアクセス環境を構築できます。「テレワーク用途でコストを抑えたい」場合はSplashtopが最も経済的です。一方、「IT管理者が社員のPCをリモートサポートする」用途がメインであれば、TeamViewerの管理機能と1ライセンスで多数の端末に接続できる柔軟性が活きます。
どんな企業にどのサービスが最適か ── 3つのシナリオで考える
「社員のPCトラブルを遠隔で解決したい」「IT管理者が全社のPCを一元管理・サポートしたい」企業にはTeamViewerが最適です。
TeamViewerの最大の価値は「リモートサポートと端末管理の機能が最も充実した、世界で最も使われているリモートデスクトップツール」であることです。60万社以上の導入実績を持ち、IT管理者向けの機能が特に充実しています。Web管理コンソールからすべてのデバイスの接続状況を一覧管理でき、部署・拠点単位のグループ管理、ユーザーごとの詳細な権限設定、条件付きアクセスポリシーの適用が可能です。リモートデスクトップ接続だけでなく、接続先PCのシステム情報取得やパッチ管理まで対応しているため、「IT部門の業務効率化ツール」として総合的な価値を提供します。セッション記録の自動保存やSOC 2 Type II認証によるセキュリティ対応もあり、コンプライアンス要件の厳しい企業にも安心です。料金は3サービスの中で最も高額ですが、IT管理者の工数削減効果を考えれば十分にコストに見合う投資です。
「軽量で高速な接続品質を重視したい」「できるだけ低コストでリモートデスクトップを導入したい」企業にはAnyDeskが最適です。
AnyDeskの強みは「独自コーデック『DeskRT』による圧倒的な軽量性と低遅延の接続品質」を「手頃な価格」で利用できる点です。アプリケーションのインストールサイズが非常に小さく(数MB)、低スペックのPCやモバイル回線でもストレスなく動作します。月額1,880円からというビジネスプランの価格は、TeamViewerの約3分の1であり、「まずはリモートデスクトップを試してみたい」「小規模チームで手軽に使いたい」という企業に最適です。接続品質に関しては、DeskRTコーデックがデータ転送量を最小限に抑えるため、帯域の狭いネットワーク環境や海外拠点との接続でも安定した操作感を実現します。管理機能はTeamViewerほど充実していませんが、名前空間によるデバイス管理やカスタムインストーラーによる一括展開など、中小企業の運用に必要な機能は十分に備えています。
「テレワーク用途で社員が自分のPCにリモートアクセスする環境をコスパよく構築したい」企業にはSplashtopが最適です。
Splashtopの最大の強みは「ビジネス向けリモートアクセスに特化した設計」と「1台あたり月額585円という圧倒的なコストパフォーマンス」です。リモートアクセス用途──つまり「社員が自宅から会社のPCに接続して業務を行う」──に特化して設計されており、最大60fpsの滑らかな画面描画、リモート印刷、USBデバイスリダイレクトなど、実際のオフィスワークに必要な機能が標準装備されています。社員20人がそれぞれのデスクトップPCにリモートアクセスする場合、月額11,700円(20台×585円)で環境を構築できるのは、3サービスの中で圧倒的に経済的です。デバイス認証・二要素認証・セッションログなどのセキュリティ機能も充実しており、グループポリシーによるアクセス制御も直感的に設定できます。「テレワークの仕組みをすぐに整えたいが、VPNの構築は難しいし、コストも抑えたい」という中小企業に最適な選択肢です。
導入を成功させるための3つのステップ
ステップ1:まず「利用シーンと接続台数」を整理するのが最適なプラン選びの出発点です
リモートデスクトップツールのコストは「誰が・何台のPCに・どんな目的で接続するか」によって大きく変わります。「社員10人がそれぞれの業務PCにテレワークでアクセスしたい」のであれば、Splashtopの10台分(月額5,850円)が最もリーズナブルです。「IT管理者1名が全社員30台のPCをリモートサポートしたい」のであれば、TeamViewerの1ライセンスで対応できます。「少人数で手軽に使いたい」のであれば、AnyDeskの月額1,880円からスタートできます。まず「利用シーン」と「接続先の台数」を書き出してから、各サービスの無料トライアルで実際の操作感を確認するのがおすすめです。
ステップ2:「セキュリティ設定」は導入時に必ず完了させるのがトラブル防止のポイントです
リモートデスクトップツールは「社外から社内のPCに直接アクセスできる」という性質上、セキュリティ設定の不備が重大なリスクにつながります。導入時に最低限設定するべき項目は「強固なパスワードの設定」「二要素認証(2FA)の有効化」「信頼できるデバイスの登録」「接続ログの保存有効化」の4つです。これらは3サービスとも標準機能として備えているため、追加費用なしで設定できます。特に無人アクセスを利用する場合は、二要素認証とデバイス認証を必ず併用することが大切です。
ステップ3:「社員への使い方の説明」を簡潔に用意しておくと定着率が大きく変わります
リモートデスクトップツールは、ITに詳しくない社員にとっては「何ができるのか」「どう操作すればいいのか」が分かりにくいものです。導入時に「接続手順を3ステップでまとめたマニュアル」「困ったときの問い合わせ先」を用意しておくと、社員の不安を解消し、ツールの利用率を高めることができます。3サービスともスマートフォンからの接続にも対応しているため、「出張先からスマホで会社のPCに入ってファイルを確認する」といった使い方も社員に伝えておくと、利用の幅が広がります。
リモートデスクトップツールの導入きっかけは「テレワーク中に会社のPCを使いたい」「社員のPCトラブルを遠隔で解決したい」というシンプルなものがほとんどです。しかし、導入後に多くの企業が実感するのは「場所に縛られない働き方ができる安心感」と「IT管理者の移動時間・対応工数の劇的な削減」です。台風や大雪で出社できない日も、急な出張中も、海外出張先からも、会社のPCにある資料やシステムにすぐにアクセスできる──この「業務の継続性」は、BCP(事業継続計画)の観点からも非常に大きな価値を持ちます。まずはSplashtopの7日間無料トライアルやTeamViewer・AnyDeskの無料版(個人利用)で、実際にリモート接続を体験してみてください。
よくある質問
編集部の結論
大切なのは「最も高機能なリモートデスクトップツールを選ぶこと」ではなく、「自社の利用シーン・接続台数・セキュリティ要件に合ったツールで、場所を問わず安全に業務を継続できる環境を構築すること」です。
社員のPCトラブルを遠隔で解決したい企業、IT管理者が全社のPCを一元管理・サポートしたい企業にはTeamViewerがおすすめです。世界60万社以上の導入実績、詳細な管理コンソール、ロールベースのアクセス制御、セッション録画、SOC 2 Type II認証は、「IT部門の業務効率化ツール」として最も総合力の高い選択肢です。
軽量で高速な接続品質を重視する企業、低コストでリモートデスクトップを始めたい企業にはAnyDeskがおすすめです。独自コーデック「DeskRT」による低遅延・軽量接続、月額1,880円からの手頃な価格、数MBの超軽量インストーラーは、「まず小さく始めて、使い勝手を確認してからスケールしたい」企業に最適です。
テレワーク用途で社員が自分のPCにリモートアクセスする環境をコスパよく構築したい企業にはSplashtopがおすすめです。1台あたり月額585円の圧倒的なコストパフォーマンス、最大60fpsの滑らかな画面描画、リモート印刷・USBリダイレクト、直感的なグループポリシー設定は、「テレワーク環境をすぐに・安く・安全に整えたい」企業に最適です。
迷ったら、まず「メインの利用シーン」で判断するのがおすすめです。IT管理者が社員のPCをサポートする用途ならTeamViewer、コスト重視で軽量に始めたいならAnyDesk、テレワーク用のリモートアクセスが目的ならSplashtop。3サービスとも無料トライアルがあるので、実際に会社のPCと自宅のPCで接続テストを行い、操作感・画質・遅延を体験してみてください。
まとめ:選び方の3つのポイント
- リモートサポート重視+世界60万社導入+管理コンソール最強+SOC 2認証+エンドポイント管理なら → TeamViewer(月額6,260円〜・ユーザー単位課金・ロールベースアクセス制御・セッション録画・条件付きアクセスポリシー・パッチ管理対応・14日間無料トライアル・Windows/macOS/Linux/iOS/Android/Chrome OS対応)
- 軽量・低遅延+独自コーデックDeskRT+月額1,880円〜+超軽量インストーラー+低帯域でも安定なら → AnyDesk(月額1,880円〜・接続元単位課金・DeskRTコーデックで最小データ転送・数MBのインストーラー・名前空間管理・カスタムインストーラー・14日間無料トライアル・個人利用無料)
- テレワーク特化+1台月額585円+最大60fps+リモート印刷+USBリダイレクト+コスパ最強なら → Splashtop(月額585円〜/台・接続先台数単位課金・60fps描画・リモート印刷標準対応・USBデバイスリダイレクト・グループポリシー・デバイス認証・7日間無料トライアル)
「テレワーク中に会社のPCにアクセスしたい」「社員のPCトラブルを遠隔で解決したい」「VPNの構築は面倒だが、安全にリモートアクセスしたい」── こうした課題を抱えている企業は、リモートデスクトップツールの導入で状況が大きく改善します。VPNの構築なしに、エンドツーエンド暗号化で安全な接続環境を数分で構築できるのが、専用リモートデスクトップツールの最大のメリットです。まずはSplashtopの7日間無料トライアル、またはTeamViewer・AnyDeskの14日間無料トライアルで、実際に自宅と会社のPC間でリモート接続を体験してみてください。